新処理場は10月に稼働を開始
        新処理場は10月に稼働を開始する
ウランバートル市で進められている新中央下水処理場建設プロジェクトが進展している。
2020年に着工した同施設は、先日のナーダム祭期間中に初めて試験的に水を取り入れ、稼働準備が本格化した。新処理場は10月に稼働を開始し、これに伴い1964年から稼働を続けてきた現行施設の運用を停止する予定である。年間を通じた試運転を経て、最終的には国の検査委員会による安全・基準適合検査を受け、正式に引き渡される見通し。
新施設は1日あたり25万立方メートルの家庭排水および事前処理済みの工業廃水を、国際標準レベルまで浄化できる能力である。汚水処理と汚泥処理の二つの主要技術を導入することで、周辺地域で問題となっていた悪臭の大幅な軽減が期待されている。
施設で働く専門人材は、2023年から中国国内の都市で継続的に研修を受け、必要な技能や技術を習得してきた。
一方、現行の中央下水処理場は1日あたり16万~17万立方メートルの処理能力を持つが、通常時には21万立方メートル、夏季には最大24万立方メートルの水量を受け入れており、能力を超える状態が続いていた。