ハルザン・ブルグテイ」プロジェクトがESG Catalyst賞受賞した

Guatsetseg 2025-12-10 01:12

経済

ハルザン・ブルグテイ」プロジェクトがESG Catalyst賞を受賞した。

　モンゴルの経済発展と進歩に実際の変化をもたらした建設事業、投資、プロジェクト、政策を特に評価する目的で、Bloomberg Awardsは毎年9部門で受賞者を発表し、各分野のリーダーを表彰してきた。今年の「環境・社会・ガバナンス（ESG）分野で実際の変化を生み出し、業界に新たな基準を打ち立てたリーダー」部門では、「ハルザン・ブレグテイ」プロジェクトが選ばれた。

　Bloomberg Awardsは「ESG Catalyst」賞の授与にあたり、以下の基準で審査を行った。

• 環境への影響を低減し、具体的で測定可能な改善を実現していること
• 社会への貢献を体系的に増加させていること
• 透明性と良好なガバナンスを実践し、業界にポジティブな変化をもたらしたこと

　この結果、「ハルザン・ブレグテイ」プロジェクトは、持続可能な発展と社会的責任の分野での具体的な成果が高く評価された。

　具体的には、希少元素（REE）採掘の「ハルザン・ブレグテイ」プロジェクトを実施するMNRIK社は、昨年初の環境・社会・ガバナンス（BONZ）報告書を公表した。報告書によれば、探査期間中に使用した1.25ヘクタールのキャンプ敷地では、規格に基づいた技術的な復元作業を実施し、周囲の環境への影響を最小限に抑える措置を完了している。また、キャンプ周辺の大気中の粉塵を抑えるために、移動速度を時速5キロに制限し、廃棄物管理や作業員の安全確保も適切に行われた。さらに、2023年の探査掘削作業は短期間で行われたが、西部ホブド県の事業者や中小企業から合計391百万トゥグルグ相当の購買が行われ、地域経済に実質的な支援をもたらした。

　今回の「ハルザン・ブレグテイ」プロジェクトの受賞は、単なる表彰に留まらず、環境保護、地域社会への具体的利益提供、ガバナンス改善に一貫して取り組んだ企業の姿勢への評価となった。