初代活仏ザナバザルの仏教芸術作品
初代活仏ザナバザルの仏教芸術作品
ザナバザルは1635年にチンギスハーン王族の子孫トゥシェート・ハン・ゴンボドルジの息子として現在のウブルハンガイ県のユスンズイル郡で誕生した。1640年5歳の時に初代活仏としてモンゴルの仏教の最高地位が与えられた。ザナバザルは寺院を建設すると共に世界に2つとない仏像を作った。例えば：五智如来、グリーンタラ、ホワイトタラ、仏塔、弥勒菩薩を始め、たくさんの仏像を作り、モンゴル特有の仏教芸術のやり方を誕生させました。特に、継ぎ目がなく鋳造する方法は今でも研究者らの注目を引いています。ザナバザル名称仏教芸術学校のトルガ学長は「ザナバザルの作品となる仏像を見ると一番初めに外見の美しさ、形象の偉大さが浮かび上がる。一つ一つ申し分なく美しい姿にするとは優れた知能と技能の結果である。仏像によってはザナバザル自身の作品ではない、彼の学塾の作品うんぬんとの話もある。歴史学院によるヘンテイ県のサリダグ寺院での発掘がつい最近終わった。2017年に博物館として開館する予定である。そこでザナバザルの作品、粘土の作品などを見ることが出来る。サプライズとして展示されるものもあると聞いている。いくつかの特徴がある。1つ、一体的に鋳造する、2つ、れんげ模様で飾る、3つ、冠のような頭の装飾品は立派である。初代活仏ザナバザルと彼の弟子たちの作品はガンダン寺院以外にチョイジンラマ寺院博物館、ボグドハーン宮殿博物館、ザナバザル名称芸術博物館にそれぞれ保管されている。」と話してくれた。ザナバザルの仏像は右手の平を仰向けにし、ひざの上に置き、左手を親指と薬指を合わせ、上に掲げているのは陰陽の調和を表している。ザナバザルの作品の特徴は仏様を人間化したことである。仏像を鋳造する際は全体的に何も継ぎ目なく銅で鋳造してから金メッキする。人間の肉体及び精神の美しさを描いた仏像はまるで生きているかのようだ。その仏像の眼や顔面はバランスが取れており、指も子供のようにむっちりしている。
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