「気候変動適応」プロジェクトを開始
「気候変動適応」プロジェクトを開始した
モンゴル赤十字社は、中国国際発展協力署の資金援助を受け、東アジア地域の赤十字・赤新月社と連携して、「気候変動適応」プロジェクトを開始した。
世界中で、気候変動に起因する自然災害や事故、危険な現象がますます増加している。
モンゴルでも、過去10年間に発生した災害は、その前の10年間と比べて26%増加し、経済への損失は47%増加した。2023年~2024年にかけて発生した雪害により、810万頭の家畜が失われ、社会・経済に甚大な被害をもたらし、18万6000世帯の遊牧民がこの災害の影響を受けた。
同プロジェクトは、気候変動への適応、これに起因する災害や危険な現象のリスク軽減、そして回復力のある生計の発展を目的としており、特に影響を受けやすく、脆弱な立場にある人々の適応力と対応力の向上を目指している。
プロジェクトはバヤンホンゴル県、ゴビアルタイ県、ドンドゴビ県、ウムヌゴビ県で実施され、約2万人が対象となり、そのうち5000人には直接的な支援が提供される。プロジェクトの一環として、実施団体は対象となる県や郡において、早期警戒および早期対応のシステムを構築し、地域住民の理解と知識を向上させ、関係機関の能力を強化するとともに、気候変動に関する政策の策定を支援するなど、さまざまな分野で連携して取り組む予定であるという。
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