「1トゥグルグ」金貨および銀貨を発行
「1トゥグルグ」金貨および銀貨が発行された
モンゴル国で「トゥグルグ」が流通してから100周年を迎えており、モンゴル銀行は「1トゥグルグ」をデザインした1オンスの金貨および銀貨を発行した。
今から100年前の1925年12月9日、純度900の白銀を使用した重さ18グラムの「1トゥグルグ」の硬貨と7種類の紙幣が流通した歴史がある。これを記念して、モンゴル銀行は「1トゥグルグ」の記念硬貨を最先端の浮き彫り技術で製造し、重さ31グラム、直径33ミリ、純度999.9の白銀および金で鋳造した。
また、子どもや若者に通貨に関する知識を広めることを目的に、中央銀行内に新たな展示室を開設し、紙幣印刷機器や金型、硬貨、貨幣の偽造防止技術、金の計量器、さらに1925年の「ウネン」新聞などを展示している。
モンゴル国における通貨の歴史は、帝国時代に鋳造された金・銀・銅の貨幣や紙幣から始まり、さらには17世紀から20世紀初頭にかけての知的・物質文化の象徴である茶や銀錠などまで続く。1912年にはボグド・ハーンの勅令により、「バガ・ボルゾート」と名付けられた国家債券が6ヵ月の償還期間で発行され、1923年まで通貨の役割を果たしていた。また、人民政府は1921年および1922年に「モンゴル・ドル」紙幣を印刷・発行していた歴史がある。
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