モンゴル人の衣装や装身具、工芸品に関する展示会が公開された
モンゴル人の衣装や装身具、工芸品に関連する100点以上の展示品が公開された。
12日、モンゴル国立博物館において、特別展「モンゴル人の伝統衣装と装身具」が開幕した。同展示会は、モンゴル人の衣装および装身具の歴史的な発展や変遷、変化を紹介することを目的としている。展示では、同博物館の収蔵品の中から、装身具、衣装、工芸品など100点以上を厳選し、関連する研究解説文、要約説明、スケッチ、写真とともに公開している。
展示品の中で最も古いものとしては、新石器時代のビーズ、石器時代に属するダチョウの卵殻で作られたペンダントやイノシシの牙の装身具などが含まれている。また、この展示では、モンゴル帝国時代のモンゴル王妃が着用したボグタグ帽子の「黄金の輝き」の装飾や、19~20世紀初頭の貴族の民族衣装デールなど、モンゴル民族の貴重な文化遺産を象徴する価値ある展示品を見ることができる。
これについて、モンゴル国立博物館・学術研究センター長のチ・バヤンデルゲル氏は次のように述べています。
「この展示では、匈奴、突厥、ウイグル、そして中世時代の文様を施した衣装や装身具など、多様な展示品を紹介しています。本展示を通じて、遊牧民の伝統的な装身具や衣服が、単なる生活用品ではなく、風習、世界観、宗教的信仰、象徴的意味など、幅広い文化的価値を持っていることを理解していただきたいと考えています。また、古代から祖先たちがどのような衣装や装身具を身につけ、それがどのように世代を超えて受け継がれてきたのかを示すことで、モンゴル文化が数千年にわたり受け継がれてきた強固さを来館者に伝えることを目指しています。」
同展示会は、2026年2月2日まで開催される予定である。
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