「モンゴルとユーラシア経済連合およびその加盟国との間の暫定貿易協定」が承認された
「モンゴルとユーラシア経済連合およびその加盟国との間の暫定貿易協定」が承認された
12日の国会本会議において、政府が上程した「モンゴルとユーラシア経済連合およびその加盟国との間の暫定貿易協定」が承認された。これにより、相互に輸出入される367品目について無関税の適用が可能となった。また、ユーラシア経済連合加盟国からは、モンゴル国内で生産されていない367品目の食品のほか、重機・機械設備、各種機器、化学肥料、窒素肥料などを輸入する。
暫定貿易協定の批准により、通関手続きが最短4時間以内に行われ、5000ユーロ以下の貨物については輸出業者自身が原産地証明書を作成できるようになるなど、モンゴル企業にとってよい効果が期待されている。同協定は、投資、サービス貿易、銀行・金融、決済などの分野は対象外とし、367品目に限定して合意されたものだ。一方で、税関当局間の協力強化や迅速な通関の確保、対外貿易における課題の解消、コスト削減といった利点がある。
モンゴルとユーラシア経済連合との暫定貿易協定の有効期間は3年間で、双方に異議がなければ自動的に延長される。
なお、モンゴルは2024年に162ヵ国と貿易を行い、その総額は274億米ドルに達した。内訳は輸出が158億米ドル、輸入が116億米ドルとなり、貿易収支は42億米ドルの黒字となった。
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