『モンゴル・ビー・ビエルゲー』本が刊行
『モンゴル・ビー・ビエルゲー』本が刊行された。
『モンゴル・ビー・ビエルゲー』本の発表会は、2月1日、モンゴル国立図書館で開催された。文化・スポーツ・観光・青少年省の発表によると、本書は、ユネスコ無形文化遺産基金および同省の支援のもと、「モンゴル・ビー・ビエルゲーを継承し、存続能力を強化する」プロジェクトの成果としてまとめられたものである。このプロジェクトは、モンゴル国立文化芸術大学文化学部が、2022年から2025年にかけて実施した。このプロジェクトは、2009年にモンゴル国からユネスコの「緊急に保護すべき無形文化遺産リスト」に登録された「モンゴル民俗舞踊・ビー・ビエルゲー」の存続能力を強化することを目的としている。
プロジェクトの一環として、バヤン・ウルギー県、ダルハン・ウール県、オルホン県、セレンゲ県、トゥブ県、ホブド県、ウヴス県およびウランバートル市においてフィールド調査が行われ、ビー・ビエルゲーやイヘルの旋律、トブシューラやシャンズの伴奏技法を継承してきた208名への聞き取り調査が実施された。その結果、ビー・ビエルゲー54種・550の型、イヘルの旋律およびトブシューラ、シャンズの伴奏75種が記録・資料化された。
また、ビー・ビエルゲーの保護において直面している課題について、継承者へのインタビューを行い、フィールド調査の成果を基に本書が編纂された。著者たちは、バヤド、ドルヴォド、ザフチン、トルグート、ウリャンハイ、ホトンといった少数部族の歴史や伝承、ビー・ビエルゲーの起源・由来・分類・動作、音楽的特徴、楽譜を収録している。さらに、継承者による解説を通して、各民族集団ごとのビー・ビエルゲーや動作の特色、イヘルの旋律、トブシューラやシャンズの伴奏を、儀礼や伝説と結びつけながら、伝統的な様式で学び、研究できるよう工夫されている。この研究書は、「モンゴル民俗舞踊・ビー・ビエルゲー」という無形文化遺産の保護と存続能力の強化、そして若い世代への継承に、実質的な貢献を果たす重要な成果であるといえる。
再生回数: 17
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