冬季オリンピック・ユニフォームの制作会社は「ゴヨル・カシミヤ」社である
冬季オリンピック・ユニフォームの制作会社は「ゴヨル・カシミヤ」社である
2026年の「ミラノ・コルティナ冬季オリンピック」に出場したモンゴル代表選手団の公式セレモニー用およびカジュアル用ユニフォームの制作を手がけたのは、モンゴルのアパレル企業「ゴヨル・カシミヤ」社である。
デザイナーらが単に伝統衣装を現代風にアレンジするのではなく、モンゴルの壮大な歴史と文化遺産の一部である古代モンゴル衣装の精神を現代に甦らせ、世界に発信することを目指したという。デザインの基盤となっているのは、モンゴル史上最も隆盛を極めた13~15世紀の大モンゴル国時代の衣装様式である。
動きやすさを確保する深いスリット入りの裾、風や寒さを防ぐ立ち襟、胸元を覆う前合わせなど、伝統的な構造を取り入れている。素材は上質なモンゴル産カシミヤを使用し、絹で縁取りを施したほか、伝統的な角文様を刺繍することで、セレモニー衣装として仕上げた。
また、遊牧民が厳しい冬を乗り越えるために重用してきたカシミヤ素材を用い、伝統的な正装に加え、西洋文化に広く浸透しているスキー用ウールセーターから着想を得たカジュアルウェアも制作された。ゲルや遊牧生活の情景をモチーフにした意匠を取り入れ、高品質なカシミヤニットとして完成させている。
人類の平和と団結の象徴である冬季オリンピックの舞台で、モンゴル代表選手団はこのように、民族の伝統と現代デザインを融合させた衣装を身にまとい、入場した。
「ゴヨル・カシミヤ」社は2005年設立の国内有数のメーカーで、100%カシミヤ製品やシルクカシミヤ、ヤクの産毛などを用いたニット・織物・縫製品を年間30万点以上生産し、10か国以上へ輸出している。
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