モンゴルから密出国させられたサウロロフス恐竜の子供の化石が戻ってきた

Guatsetseg 2016-04-25 09:04

芸術と文化

モンゴルから密出国させられたサウロロフス恐竜の子供の化石が戻ってきた

 モンゴルから密輸出されたサウロロフス恐竜の子供の化石が戻ってきた。モンゴルのゴビ地域で発見されたこの化石は日本に違法で販売され、最後にヨーロッパでコレクターの手に渡っていた。モンゴル科学アカデミーの考古学・地質学院とベルギー王国の自然科学院の共同研究によって、この化石はモンゴルのゴビ地域で白亜紀時代に生息していたサウロロフス恐竜のものだということが明らかになった。このことに関する記事は科学研究の国際雑誌“プロス・ワン”に2015年に掲載され、証明された。22日の朝、教育・文化・科学省、文化遺産センター、考古学・地質学院、恐竜博物館の代表者らが“チンギス　ハーン”国際空港において化石を受け取った。2015年にモンゴルの教育・文化・科学省とベルギーの自然科学院はモンゴルで発見され、密輸出された地質学、考古学、生物学的な遺産をモンゴルに返すことで協力するとの契約を締結した。今までサウロロフス恐竜の化石は何度も発見されたが、その子供の化石はなかった。この恐竜は成長すると体長が10メートルから12メートルになる草食恐竜である。