「リサイクル草の根無償」の活動で、中古医療機材の引き渡し式が行われた
「リサイクル草の根無償」の活動で、中古医療機材の引き渡し式が行われた
12日、ウランバートル市の国立外傷整形外科病院において、日本政府が実施する「リサイクル草の根無償」の活動で、中古医療機材の引き渡し式が行われた。供与された医療機材は、日本国内の病院の厚意によって無償提供された中古医療機材を、日本外交協会が取りまとめ、無償で整備・修理し、ウランバートルまで輸送された機材である。式典で、外傷整形外科病院を代表して挨拶したB.バトオルギル院長は「日本政府が当院に対して実施した医療機材支援は、今回で3回目となる。手術台や入院ベッド、リハビリ機材等はすでに病棟に運ばれ、使用されておる。援助してくれた日本政府には大変感謝しておる」と述べた。大使館から出席した菊池公使は、「今回の支援で供与した医療機材、手術台や入院ベッド、手術後に必要なリハビリ機材等はモンゴル国において外科手術の中核を担う外傷病院に配置され、患者の負担軽減に資するものと期待している。特に、外傷病院においてはベッドが不足していると聞いておる。今回74台のベッドが供与されたことで、患者の皆様が安全に治療を受けられる環境を整えることが出来たと考える」と述べるとともに、「今回の機材供与のほか、我が政府は医療分野において様々な支援を実施しており、これら協力により外傷病院を含めたモンゴルの医療水準が高まることを期待している」と述べた。「リサイクル草の根無償」とは、被援助国の社会開発を目的とし、中古医療機材・救急車・学習机・椅子等を再利用するために、主として、整備や輸送にかかる費用等を支援する制度である。
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