「面白い動物や植物」という本が点字表記にされた

Guatsetseg 2016-06-06 09:06

芸術と文化

「面白い動物や植物」という本が点字表記にされた

 モンゴルには23000人余りの視覚障害者がいる。その中の7400人ぐらいは学校の生徒である。これらの子供たちが教育を獲得するには点字付きの教科書が不足している。モンゴル視覚障害者連盟の依頼を受け、“ハーン銀行”基金が「面白い動物や植物」という本を点字表記にするプロジェクトのスポンサーとなった。視覚障害を持つ子供たちの自然環境、生物に関する知識を高めることを目的としたこの本は児童作家エンフタイバンさんの作品である。この本は点字表記の文以外に両親や教師が一緒に読むよう絵やキリル文字も付いている。今後は首都や地方の図書館、特別学校、幼稚園に配るとのことだ。“ハーン銀行”基金は障害者を支援するたくさんのプロジェクトを実施してきた。例えば：300人余りの障害者を対象に「生きていくとはいいこと」というイベントを開催、聴覚障害者のための美術展を開く、自閉症の子供用の教育及び医療設備を寄付、５人の障害者にモンゴルで作られた車イスを寄与するなどである。