人材育成奨学計画（ＪＤＳ）事業の第15期生壮行会が実施された

Guatsetseg 2016-08-16 09:08

芸術と文化

人材育成奨学計画（ＪＤＳ）事業の第15期生壮行会が実施された

 　9日、在モンゴル日本大使館で「人材育成奨学計画（ＪＤＳ）事業」第１５期生壮行会が実施された。ＪＤＳ事業は、将来指導者となることが期待される外国の優秀な若者行政官を日本の大学に留学生として受け入れ、帰国後は、社会・経済開発計画の立案・実施において、留学中に得た専門知識を活かし、中枢人材として活躍することを目的に、1999年度に新設された無償資金協力による留学生受入事業である。現在、東南アジアを中心に13カ国で展開され、これまでに3000名以上の留学生が来日している。モンゴルでは、2001年度から実施され、これまで262名の若者が日本に留学した。その内、227名がすでに帰国し、行政機関や大学、中央銀行など、さまざまな分野で活躍している。ＪＤＳ第15期生は、慶應義塾大学に1名、九州大学に4名、国際大学に5名、明治大学に3名、広島大学に3名、筑波大学に2名の合計18名が各大学の修士課程に留学し、それぞれの専門分野について2年間学ぶことになる。この事業により育成される人材がモンゴルに復職し、将来、各分野でより一層活躍するとともに、モンゴルと日本の相互理解及び友好関係の更なる強化に貢献することが期待される。壮行会では、留学生が自己紹介と今後の決意について述べると共に、日本の伝統舞踊やアニメのキャラクターなど自分たちのイメージする日本をパフォーマンスで披露し、お祝いに駆けつけた関係者に感謝の意を示した。