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「遊牧民の健康と社会保険の現状」調査結果を発表


Odgerel 2022-06-09 04:06

「遊牧民の健康と社会保険の現状」調査結果が発表された

2日、国連人口基金の資金協力によって、実施した「遊牧民の健康と社会保険の現状」調査結果が発表された。この調査は労働社会福祉省は国際労働機関、オランダのマーストリヒト大学及び独立研究所の協力により2020 年から2022年に実施された。調査の目的は遊牧民の健康保険と社会保険に加入する優位性とメリットを知らせることにある。タタン・ミシュラ国連モンゴル駐在コーディネーターは「社会保険に関する情報と基本的な理解が不十分であるため、 定期的に保険料を支払わない遊牧民は保険の対象外となることが多い。遊牧民の不十分な収入と遠隔地の地理的位置も影響している。モンゴル人は伝統的に、将来の利益よりも現在及び当面の利益を重視する傾向にあることも関連します」と指摘した。バトジャルガル労働社会福祉省社会保健政策実施局長は「民主主義国となって30年近く、社会保険検査官がモンゴルの全21県、330郡で働き、2022 年現在は4万9000人の遊牧 民が社会保険に加入している。これは約30万人いる遊牧民数と比較すると非常に少ない数」と遊牧民の社会保険加入の不十分さを指摘した。 国家統計委員会の調査によると、2020年には29万8798人の遊牧民の世帯がある。若い遊牧民数は、2010年から2020 年にかけて2万8900人減少した。総人口の20%は牧畜民世帯の一員であり、労働力の24%は畜産部門に属している。そのため、効果的な老齢年金と利用可能な健康保険制度が遊牧民にとって重要。社会保険の検査官は遊牧民に十分な情報提供を行う必要があるが、遠隔地域の遊牧民世帯まで情報が届くには交通費など様々な問題があると調査実施者らは言及している。

 

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