「世界の書物と文字に対するモンゴルの貢献」が公開された
「世界の書物と文字に対するモンゴルの貢献」が公開された
「世界図書・著作権の日」を記念し、モンゴル国立図書館にて、モンゴルの作家や学者が世界の書物・文字文化に果たした貢献を紹介する特別展「世界の書物と文字に対するモンゴルの貢献」が公開された。
本展示では、現代モンゴル文学を代表するナツァグドルジ、ナムダグ、トゥデブなど著名な作家や学者らによる詩、叙事詩、学術論文などが、多数の言語に翻訳された資料とともに紹介された。なかでも注目を集めているのは、ナツァグドルジの代表作『わが故郷』のポーランド語訳の展示や、第8代目活仏ジャブザンダムバが著した書籍の原本および手書き写本の公開された。
フレルツォージ・モンゴル国立図書館チベット文献部門の司書は「今回の展示では、第8代目活仏ジャブザンダムバが大切にしていた、9つの宝石で装飾された『ジャダンバ経典』の完全版が展示された。この経典は長さ90.5センチ、幅33.4センチ、厚さ70センチで、特別に加工された黒い紙145ページがある。非常に大きいため3つに分けて保管されている。また、活仏の勅命により3年の歳月をかけて制作された銅版も示されており、これは当時最高の技術を持つ職人が制作した歴史的資料だ」と語った。特別展「世界の書物と文字に対するモンゴルの貢献」は、4月25日まで開催された。
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