16歳の若者たちが「国民の宣誓」をした。

Guatsetseg 2025-12-01 04:12

社会

16歳の若者たちが「国民の宣誓」をした。

   16歳の若者たちが「国民の宣誓」をしました。「モンゴル国国民の宣誓式」が行われた。この式典は、毎年11月26日にモンゴル国首相の後援のもとで開催される伝統行事である。政府庁舎で、その日16歳になった6万3137人の代表となった850人が国民の宣誓をした。G.ザンダンシャタル首相は宣誓式に出席し、16歳を迎えた若者たちに祝辞を述べた。

　「1924年の歴史的なこの日、モンゴル国は自由、独立、正義の道を選び、自らの運命を自ら定めるという歴史的決断を下し、共和国を宣言しました。また、第一回憲法が制定された歴史的な日でもあります。この歴史的選択を継承していく新しい世紀の担い手は、まさに皆さんです。モンゴル国の国民になるということは、単に身分証明書を受け取るという意味ではありません。“モンゴル”という名を胸に刻み生きていくという誓いであり、約束なのです。今日から皆さんは祖国の未来を担う自覚を持つことになります。皆さんこそがモンゴルの新たな希望です」と述べた。

　「モンゴル国国民の宣誓式」は、今年で23回目に開催された。この式典は、16歳になり身分証明書を受け取る若者たちに、祖国を想う心、誠実に生きる姿勢、歴史と文化への誇りを育むことを目的として全国的に実施されていると、政府報道室が報じた。

　これは、日本の成人式の様な行事で、子供たちに身分証明書が手渡され、子供たちが国のために尽くすことを宣誓すると言うものである。この行事は、モンゴル青年連盟とモンゴルの家庭・青年開発担当所の共催によって行われている。モンゴル国民宣誓式の目的は、愛国心が強く、道徳心の高いモンゴル人として法律や伝統習慣を尊敬し、若者達に祖国の歴史と文化に誇りを持ってもらうことだと主催者たちは強調する。モンゴルでは16歳が成人と位置づけられている。したがって、16歳になると国から身分証明書があたえられ、一人前と認められる。