「叙事詩の王・ジャンガル朗詠する夕べ」イベント
「叙事詩の王・ジャンガル朗詠する夕べ」イベント4年連続開催された。
21日、ゴビ・アルタイ県のアルタイ市で「叙事詩の王・ジャンガル朗詠する夕べ」イベントは4年連続で成功裏に開催された。この事業は、モンゴル国の緊急保護を要する無形文化遺産の国家登録に含まれる「モンゴル・ジャンガル叙事詩の詠唱」という無形文化遺産を復興・保存・保護し、次世代へ継承することを目的として、文学の最高峰と称される英雄叙事詩「英雄ジャンガル」を詠唱したものである。
15世紀頃から今日まで受け継がれてきた無形文化遺産の代表例の一つがジャンガル叙事詩である。ジャンガルおよびゲセル研究者、民間口承文学研究者でもあるスルヤ氏の研究によると、ゴビ・アルタイ県のデルゲル、ナラン、トゥメン、イェスンブラグ各郡からジャンガル叙事詩の手書き写本4点が発見されている。また、アルタイ山脈の13の名峰の一つであるブルハン・ブーダイ山がこの叙事詩に登場するなど、多くの点でこの地域と深い関わりがあることから、後世へ継承する取り組みが毎年行われているとのこと。
ジャンガル叙事詩の詠唱活動は、2022年にアルタイ市で初めて開催され、1000人の子どもたちが英雄ジャンガル叙事詩17章を詠唱し、民族文化を広く発信した。現在は4年目を迎え、演出と構成を新たにし、再び1000人の少年少女の語り手が17章を詠唱して、貴重な文化遺産を次世代へと伝えた。
再生回数: 141
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