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日本の大学に留学したモンゴルの若者たちの勉強会が開かれた


Odgerel 2019-04-02 03:04

日本の大学に留学したモンゴルの若者たちの勉強会が開かれた

3月29日、ウランバートル市の新モンゴル高校から日本の大学に留学した若者たちの勉強会が東京都千代田区にある衆議院第一議員会館で開かれ、大学と大学院を卒業したばかりの16人のモンゴル人が卒業論文について発表した。勉強会には、卒業式に臨む息子や娘の晴れ姿を見るため来日した親や後輩留学生、支援する日本人らも含めて約90人が集まった。名古屋大学法学部のソドチメグさんは、「モンゴルにおける暴力被害者シェルターの現状と課題」と題して発表した。モンゴルでは、女性の3人に1人が夫やパートナーから身体的性的な暴力を受けているとする調査結果があり、大きな社会問題にもなっている。彼女は、そうした被害者を守るシェルターの現状を日本と比較しながら調べ、法整備も含めて改善策を探った。ソドチメグさんは、成績優秀者に贈られる総長顕彰者7人の1人に選ばれたことがあるとのことです。秋田大学国際資源学部のハリウンさんは、「小規模鉱山企業と金の零細企業のフォーマル化」と題する卒論をまとめた。モンゴルでは、ゴビなどで「ニンジャ」と呼ばれる金採掘者が多く、精錬作業での水銀汚染が問題になっている。彼女は、そうした現状を調べて問題点と解決策をまとめた。信州大学農学部のツェンドアユシさんは「乳業用乳酸菌由来オリゴDNAケモカイン誘導能」と題して発表した。彼女は、4月から信州大学院で、乳酸菌に由来するDNAの研究を続ける。「将来、新薬の開発につなげることができれば」と力強く抱負を語った。桜美林大学リベラルアーツ学群日本語教育専攻のツォルモンさんは、大学から、授業の一環で日本語を教えた初の外国人留学生として認められた。ツォルモンさんは、今後は新モンゴル小中高のキャリア開発センター職員として卒業生の進路相談など支援活動を行うとともに、後輩たちに日本語を教える。卒論発表会には、新モンゴル日馬富士学校を創設し、理事長を務める元横綱のビャンバドルジさんが訪れ、若者たちを激励した。モンゴルの「教育テレビ」が取材に行っており、取材チームを率いるのは新モンゴル高校と信州大学を卒業したアンフバヤルさんだった。

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