149番学校のプレスツアーを開催

Odgerel 2021-10-25 05:10

教育

149番学校のプレスツアーが開催された

20日、チンゲルティ区149番学校にてプレスツアーが実施された。同学校は、2018年から2021年までの期間において日本政府の無償資金協力によって、実施機関であるJICAを通じて整備された4つの学校施設のうちの一つである。同事業で整備された4つの対象施設は、モンゴル政府が今後、学校建設を進める際のモデル校とするとしている。同校の特徴は1.障害児への合理的配慮2.防災対策、3.環境配慮の観点に基づいたことだ。第149番学校の施設を少し紹介しよう。同校はバリアフリーに配慮されたユニバーサルデザインが適用されており、各階への移動には、階段に加えスロープが設置されている。また、その他にもあらゆる場所においてアクセスビリティの高い設計となっている。また、同校の全ての施設は、誰もが直感的に必要な情報を認知できる、ピクトグラムが採用されている。ICTルームに入ってみると、多くの生徒が熱心にPC操作の授業を受けていた。廊下には、生徒自身がPCにて作成したコロナ防止を啓発するポスターが掲載されており、どれも見るのが楽しい魅力的な作品だった。その他にも、災害時の一時的な避難所としても利用できる体育館や、栄養士さんのもとで作られた給食、本が取り揃えられた図書館などの施設が整っている。同事業により、教育施設の不足が改善されると共に、モンゴル政府が今回整備された4校をモデルとして、今後質の高い初等・中等教育施設の建設を推進していくと期待しているとのこと。