日本の近代化を知る連続講座を開催

Odgerel 2022-03-09 04:03

教育

モンゴル国立大学の学生を対象とした日本の近代化を知る連続講座を開催した

3月5日、モンゴル国立大学の学生を対象とした日本の近代化を知る連続講座（JICAチェア）の3回目を開催しました。JICAが主催した今回の講座テーマは「経済成長と日本式経営」。学生たちは伊丹敬之学長によるDVD講座を視聴した後、日本経済の研究者として有名なダワードルジモンゴル日本人材開発センター所長による講義を受けたとのこと。経済は1955年から石油危機が起きる1973年までの間、平均8.7％の高度成長を遂げた。が、その背景にある戦後の連合国最高司令官総司令部による改革、従業員を中心に考える人本主義、長期雇用制度、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのが良い商売であるという「三方よし」の考え方など、日本の企業経営の特徴について学んだ。その後、パネルディスカッションでは日本の大手企業での長年の勤務経験のあるナサンビレグさんはモンゴルと日本の企業文化の違いや日本企業で働く場合の留意点等をご自身の経験を交え紹介した。また、会場ではモンゴルと日本の外交樹立50周年を記念したパネルが展示され、モンゴルと日本の2国間の関係発展の歴史についても理解を深める機会となった。