11月時点住宅ローン残高、11.2兆トゥグルグに達した。

Guatsetseg 2025-12-24 02:12

経済

11月時点の住宅ローン残高、11.2兆トゥグルグに達した。

　モンゴル中央銀行は、2025年11月時点の住宅ローン残高が11.2兆トゥグルグ（約5040億円）に達し、前年同月比で21.5％増加したと発表した。11月には1719人が住宅ローンの申請を行い、住宅ローンを希望する人の数は年間で18.2％増となった。月間の新規融資実行者数も、前年同月と比べて約200人増加している。中央銀行の報告によると、2025年1～11月の新規住宅ローン融資額は計1.8兆トゥグルグ（約810億円）に上がった。融資を受けた人数は、年初来、月平均で約1200～2300人の水準で推移している。
　住宅ローン制度は、もともとゲル地区の住宅化促進を目的に導入されたが、国会議員のG.ルブサンジャムツァ氏は、ウランバートル市で住宅ローンを利用した人の63％が「住宅から別の住宅への住み替え」であると指摘している。この点について、モンゴル中央銀行総裁のS.ナランツォグト氏は、融資条件や制度の見直しが必要との認識を示した。