「ザナバザル:草原のまなざし」展覧会開かれた
トリノ市で「ザナバザル:草原のまなざし」展覧会が開かれた。
2月26日、トリノ市にある東洋美術館において、モンゴルの偉大な宗教指導者・芸術家である第一代活仏ウンドル・ゲゲーン・ザナバザルの特別展「ザナバザル:草原のまなざし」が開幕した。開会式で、S.チュルーン学者は、東方の広大な草原に生まれたザナバザルの作品がアルプスの麓を訪れていることの意義を強調した。さらに、ザナバザルはモンゴルの草原で創作活動を行い、宗教儀礼を刷新し、多くの壮麗な寺院を建立した人物であり、チンギス・ハンの血統を引く高貴な家系の出身であると述べた。また、ザナバザルが創案したソヨンボ文字は、今日においてもモンゴル国の国家象徴として用いられている。この象徴の制定から340周年を迎えるのが2026年。
ザナバザルは自ら創作するだけでなく、「ザナバザル様式」と呼ばれる芸術流派を確立した。彼の作品には、遊牧民の生活、草原の特質、そして自然と人間との関係が深く表現されている。どの角度から見ても、そこには遊牧民の世界観が映し出されていることから、同展覧会は「草原のまなざし」と名付けられたとのこと。
この展覧会は約1ヵ月前にローマのボルゲーゼ美術館でも開催されたが、美術館の特性に応じてコンセプトは異なる形で構成された。例えば、バロック芸術を代表する彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの作品が展示されているマリアーノ・ロッシの間において、ザナバザルの「緑多羅菩薩」と「ウンドル・ゲゲーン・ザナバザルの肖像」の二作品が展示された。
これは、同時代に東洋と西洋で傑出した芸術作品を生み出した偉大な芸術家たちを現代において再び同じ空間に出会わせる意義深い出来事となっている。
再生回数: 63
Tweet