モンゴルの「デルヒー」バンドが日本で公演
モンゴルの「デルヒー」バンドが日本で公演する。
4月26日、モンゴルの「デルヒー」バンドが日本で公演する。「ご近所さんと歌おう」(sing with your neighbors)タイトルのイベントが東京の山谷・玉姫公園で2026年4月26日の日曜日に開催される。これはデルヒー、 Mom とその他アーティストらが参加するオープン形式の音楽イベントで、観客も気軽に参加できるコミュニティ型ライブのようだ。
場所:山谷・玉姫公園 東京都台東区清川2-13-18.
入場料:予約不要で自由価格。
開場14時、開演14時30分。

デルヒーは、2013年2月22日にウランバートルで正式に結成されたバンドで、フォクトロニカ、チルアウト、ニューエイジ、エスノ・エレクトロニック、ワールドミュージック、エスニック・ロックなどのジャンルで活動している。
メンバーは、作曲家・プロデューサーのG.オノンと、音楽ディレクター兼プロデューサー、作曲家・演奏家でもあるМ.ボルドを中心としている。21世紀のモンゴルのポップ・ロック音楽シーンに革新をもたらしたデルヒーバンドは、2009年に「エルトンツ(世界)」というコンセプト・シリーズプロジェクトを構想し、その実現に向けて結成された。
2013年に発表されたアルバム「エルトンツ(世界)」の特徴は、遊牧民の音楽的リズムや旋律、自然の音を取り入れ、さらに忘れ去られつつあった伝統楽器である口琴(へル・フール)、ツール、ホビス、トブシュールなどと現代音楽を融合し、自然の中の「ゲル・スタジオ」で録音された点にある。
このアルバムの続編として、2016年1月には「バイガリ(自然)」をリリースした。また、2023年には、「エルトンツ」と「バイガリ」の両アルバムをアナログレコードとして再発売している。
さらに同バンドは、弦楽器の最も古い祖先とされるトブシュールや、口琴、ヘツ・ヘンゲレグなどの忘れられた楽器を復元・再生した。これらの伝統楽器を、現代の馬頭琴や箏などと組み合わせることで、これまでにない独自のサウンドを創り出している。
この取り組みは、失われつつあった文化遺産を蘇らせるという点で、歴史的にも大きな意義を持つものである。このように、古来の伝統楽器や自然の音をRally、Novation、Ableton Live、Ableton Pushなどの最新テクノロジーと融合させ、音・映像・照明が一体となった最先端で革新的な表現を創り上げている。
デルヒーの「エルトンツ(世界)」プロジェクトは、以下のアルバムで構成されている。
- 母なる大地と永遠の青い空を象徴する青色の「エルトンツ(世界)」(2012)
- すべての生命を象徴する緑色の「バイガリ(自然)」(2016)
- 過去・現在・未来という三つの時間を象徴する赤色の「フムーン(人間)」(2022)
- 近い将来発表予定の、敬意を象徴する金色の「セトゲル(心)」
- 清らかな精神性を表す白色の「ゲゲーレル(悟り)」
現在リリースされているアルバムには、自然の音、水の流れ、鳥のさえずり、風のそよぎ、伝統的な祝詞や賛歌、さらには人間の体内エネルギーの七つのチャクラなど、あらゆる現象や環境音が取り入れられている。
それぞれの作品は内面的な響きを重視し、独自の特徴を持って創作されたものであり、音楽的にも研究的価値の高い壮大な作品群といえる。
再生回数: 31
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